俺の名前は東京代表。
会社で忘年会をやるっていうから、せっかくの機会だしクルージングにしないかと提案してみたら、
先輩が俄然やる気で幹事を申し出ていた。
そんなにクルージングが好きなのか。確かに東京湾のクルージングなんかいいものだからな。
それにしても相変わらず先輩はクルージングが好きなようだ。
先輩からクルージングの話を聞きだしてから、もう一年は経つんじゃないか?
それでもまだクルージングが好きっていうことはよっぽどだな。
そんな俺も忘年会で東京湾クルージングができるって聞いて、わくわくしていたが。
実際に会社の人たちとの東京湾クルージングは楽しかった。
無駄に楽しかった。やはりクルージングというのは、何か魔力があるみたいだな。
人を楽しくさせる魔力が。キレイな東京の夜景に、静かな海、おいしい食事という豪華な空間は
クルージングでしか体験できないからな。
この体験をしてしまったら、なかなか抜け出せない。
先輩がいい例だ。きっと先輩は来年の忘年会もクルージングを希望するに違いない。
というか、新年会もクルージングで、なんていいだしかねない。
さすがに両方東京湾クルージングっていうのは無理な話だ。そこまでみな、東京湾クルージングが
好きなわけではないだろうから。女性たちから苦情が出そうだ。
同じ店ばかり連れていくと怒られるのと同じように、たとえどれだけ東京湾クルージングが楽しくても
続けていけば、魅力は半減してしまうだろう。
お見合いパーティー好きな友達にお見合いパーティーに誘われてしまった。
東京クルージングvol.17へ続くのか?

